
早朝に母が巨大な花束を持ってやって来た。仕事仲間たちが、私の結婚祝いのサプライズとして届けてくれたそうだ。ありがたい。しかし母はまだ怒っていた。喧嘩した日のブログを読んで、私は何もわかってないと。もう自分の性格が悪いとしか思えない。
まだ眠かったが、その後は寝付けなかった。今朝は髪の抜ける量が半端なかった。手に纏わりつくというレベルではなく、束でごっそりと抜ける。タオルで髪を乾かすと、浴槽が一面毛まみれになり、信に泣きついた。
今週は治療がないので、明日から5日間、八ヶ岳に行く。母の友人であり仕事仲間の裕子社長の別荘を、ご好意で使わせてもらえることになったのだ。今日はその準備で忙しくなるだろう。
信は渋谷へ、ウェディング写真のプリントのピックアップと、2人の母に渡すアルバムを買いに出かけた。ロフトに着くと、LINEでビデオ電話をしながら一緒にアルバムとラッピング用品を選んだ。信が戻り、さっそくフォトフレームとアルバムに写真を入れ、ラッピング作業。オフホワイトの包装紙と茶色のリボンの相性もいい感じだ。
午後、いとこのりょうちゃんが遊びに来た。自宅でも髪が散らばらないよう深めのコットン帽子を被り、酸素吸入している姿はあまり見られたくなかったが、親戚ならまだ許せる。手土産に「すや」の栗きんとんを持って来たので3人でお茶をした。
夕食は私のリクエストでジェノベーゼ。やっぱり信はパスタが上手だ。もっと食べたい気持ちを抑えて、お皿半分で我慢する。デザートは大ちゃんとがみっちょにもらった洋梨。これがめちゃくちゃ美味しかった。
食後に八ヶ岳の準備を急ぐ。寒さ対策、抜け毛対策で中サイズのスーツケースはいっぱい。さらに、料理をふるまうためのストウブ鍋や調味料、お土産などで大量の荷物だ。
夜、久しぶりに映画を見た。フランシス・マクドーマン主演の「スリー・ビルボード」。心臓にチクチクした痛みを感じ、映画の間中、信に肩や背中をマッサージしてもらっていた。


Ayaka Morohoshi諸星 文香
1980年10月14日東京都生まれ。フリーランス。カナダの大学を卒業後、不動産開発会社や旅行会社の勤務を経て、2011年より世界の素敵なホテルを厳選した宿泊予約サイト「Tablet Hotels」に従事。現在は都内でパートナーと2人暮らし。
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