
昨晩は、はるちゃんが付き添ってくれた。私がどんなに泣いても、はるちゃんは私の前で絶対に泣かない。きっとそう心に決めて、貫いているのだろう。普段と変わらない姉妹の会話が、気持ちを楽にさせてくれた。
火曜日からの治療がほぼ決まったため、会いたい親戚や友人には月曜日までに来てもらおうと連絡を取ったところ、週末に何人か面会に来ることになった。9時過ぎにシャワーを浴びるも10分が限界。ふらふらしてベッドに倒れこみ、急いでナースを呼び、酸素の量を上げてもらう。もう酸素なしでは生活できない。
お昼過ぎに、大好きな君代おばちゃまが来てくれた。母の叔母で、6年前に他界したママ(私のおばあちゃん)の妹にあたる。君代おばちゃまほど穏やかで優しさに満ちた人を他に知らない。2年ぶりに会ったその顔は、目元がママにそっくりで、半分ママと話をしているような懐かしさを感じた。何度も涙を拭きながら、私の話を聞いてくれた。
続いて15時半に真紀ちゃんと高尾さん。快気祝いにも来てくれたので、翌日再入院になってからのストーリーを大まかに話すと、また泣いてしまった。ファッション番長の2人には、私に合いそうな帽子と伊達メガネを探しておくようにお願いした。色んな分野に友達がいて心強い。
今夜は母が泊まる。せっかく夜な夜な作った角煮の卵を忘れてしまったと悔やんでいる。確かにそれ、食べたかった。

Ayaka Morohoshi諸星 文香
1980年10月14日東京都生まれ。フリーランス。カナダの大学を卒業後、不動産開発会社や旅行会社の勤務を経て、2011年より世界の素敵なホテルを厳選した宿泊予約サイト「Tablet Hotels」に従事。現在は都内でパートナーと2人暮らし。
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