
朝早く、市川社長が来てくれた。母の友人で、希少ガンを患い、国立がんセンターで2年以上抗がん剤治療を受けている。13時間におよぶ手術、40日間の入院生活、抗がん剤の副作用による皮膚炎など、壮絶なストーリーを笑いを交えて話してくれた。別の病院では、治療不可能と宣告され、国立がんセンターで命を救われたという。治療を受けたら、また全然違うモノが見えてきて面白いよ、とも言っていた。帰りにがけに「がんばれよ」と念を押されたが、頷くのがやっとだった。
午後はオフィスに出向く予定だったが、この熱と体調では3階までの階段は登れないだろう。中野さんと福ちゃんに、自宅まで来てもらうことにする。1時過ぎに現れた2人は、いつもと変わらない様子。中野さんは靴下5枚履きセットやびわ茶を持ってきてくれた。そして、内海聡先生の「医者に頼らなくてもがんは消える」という本を見せながら、自然治療を奨めてきた。早速金曜日にカウンセリングの予約を入れてもらう。オフィスは年内まで家賃を払うので、代わりを見つけるか、引越しを検討してほしいと伝えると、家賃ナシでそのままキープしておくよ、と言われ、涙がこぼれた。ブログはいつになるか分からない(笑)
2人が帰り、母が戻ってきたので、自然治療のクリニックの予約をしたことを報告すると激怒した。「何よ、せっかく抗がん剤治療に少し前向きになってきたと思ったのに! 中野さんなんて久しぶりに会って、顔色いいね、だなんて、こっちは毎日毎日あやかが辛いところを見ているんだよ。お母さん、何もできなくて辛いよ。代わってあげたいよ、代わってあげられるものなら、代わってあげたいよ!」と、声を上げて泣き崩れた。
夜、出張先から信が電話をかけてきた。10分ほど話して電話を切ると、また両顎が痛み出した。もしかして、スマホの電磁波が悪影響なのでは?! 以前、急性心膜炎で日赤に入院していたときも、スマホをいじると右肩が痛くなる症状が続いた。長年ケース無しで使っているし、電磁波除去シートは貼っていない。
はるかに調べてもらうと、電磁波は心臓ガンのリスクが高まるというアメリカの研究記事が見つかった。内海先生の本によると、ガンになる原因は必ずあり、そのほとんどが生活習慣と精神的ストレスだそうだ。私の場合、20代はタバコを吸っていたし、30代になってからは冷え性が気になっていた。加えて、電磁波の影響もあっただろうか。自業自得なのか?!

Ayaka Morohoshi諸星 文香
1980年10月14日東京都生まれ。フリーランス。カナダの大学を卒業後、不動産開発会社や旅行会社の勤務を経て、2011年より世界の素敵なホテルを厳選した宿泊予約サイト「Tablet Hotels」に従事。現在は都内でパートナーと2人暮らし。
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