
夜中に目が覚めて、体を起こそうとすると、決まって息苦しくなる。すぐにナースコールをし、酸素量を上げてもらい、必要であればモルヒネを1プッシュ。夜なら眠れるし、悪くない。今日は6時に起きて、前日のブログを書いていた。何度も寝落ちしながら。
今日は10時半に病床の移動がある。その前に、小島先生が来て点滴の交換。信は荷物をまとめてくれた。引っ越しはスムーズにできたのだが、胃の異物感が増し、今度は胃にマッチ棒が入っているかのような痛み。昼食が全く進んでいないところに薬剤師が来た。症状を話すと、モルヒネが有効だという。またか。
信に話すと「慣れもあるだろうし、やってみれば?」と言うので、トライしてみることにした。すると、ひどい胃痛はおさまり、昨日のような眠気や倦怠感が襲ってこない。はるちゃんも到着して、今日は2人の会話に入ることができた。
今日は母が来て、信は帰る。午後、心理士の先生から「石木先生まだ来られてないですか?」と尋ねられると、信はすかさず「まだですが、夕方でも可能ですかね? 彼女のお母さんも会いたがっているので」と。よし、これで母もご機嫌だ。
みんな交代でマッサージをしてくれるも、なかなか胃痛はおさまらない。今日もあみちゃんがスープを届けてくれたが、半分も食べられなかった。石木先生に、モルヒネは良い薬だから、予防的にも夜中辛いときは我慢せずにプッシュするよう言われた。母は、私が咳で起きるたびに「押して」とひとこと。娘の辛そうにしている姿は見るに耐えないのだろう。


Ayaka Morohoshi諸星 文香
1980年10月14日東京都生まれ。フリーランス。カナダの大学を卒業後、不動産開発会社や旅行会社の勤務を経て、2011年より世界の素敵なホテルを厳選した宿泊予約サイト「Tablet Hotels」に従事。現在は都内でパートナーと2人暮らし。
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