
2週間ぶりの外来、抗がん剤治療。まずは血液検査とレントゲンを済ませ、結果が先生に届くまでの時間を利用して、鍼灸師の先生に40分ほど治療をしてもらう。続いて、小島先生と石木先生の診察。車椅子でもなく、酸素も引いていない私に少し驚いた様子。血液検査の結果も良好で、炎症を示す値はだいぶ下がっていた。さらに、レントゲンでも白い部分がはっきりと少なくなっているのがわかり、胸水が減ったと言えるらしい。これは、素直にアドリアマイシンが効いていると言えそうだ。気になっていたソワソワ感については、ノバミンという薬の副作用と考えられるらしく、吐き気がないのであれば、という理由で今週はパス。苦手だったMSコンチンというモルヒネの錠剤も、痛みがないのであれば、という理由で1日3回から2回に変更になった。先生たちの表情も明るく、治療が良い方向に進んでいるようで安心した。
抗がん剤治療のために通院治療センターへ行くと案の定、1時間前後の待ち時間があると言われ、母と妹と3人で場外へランチに出かけた。こんな日が来るとは想像できなかった。しかも酸素なしで自力で歩いて。普通のことが、普通でなくなった今、当たり前の日常生活が送れることだけで幸せだ。母も妹も、今日の診察結果を大いに喜んでくれた。病院へ戻り、抗がん剤治療がはじまった。と同時に信も駆け付けてくれた。点滴の間中、手をにぎったり足をさすったりして和ませてくれる。無事治療が終わり、若干のむかつきがある以外は概ね順調だ。
母に送ってもらい、自宅に到着。一息ついて、正子さんが送ってくれたモミの木の飾り付けをした。裕子さんから貰ったガラスのオーナメントを主役に、愛子さんが送ってくれたオーナメントの残りと正子さんのろうそくを散りばめた。試しにろうそくの明かりを灯してみると、とっても素敵。24日のクリスマスパーティーを盛り上げてくれそうだ。


Ayaka Morohoshi諸星 文香
1980年10月14日東京都生まれ。フリーランス。カナダの大学を卒業後、不動産開発会社や旅行会社の勤務を経て、2011年より世界の素敵なホテルを厳選した宿泊予約サイト「Tablet Hotels」に従事。現在は都内でパートナーと2人暮らし。
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